
デイリーケアにおけるニキビ改善
ニキビができる順番はこうです。
- 毛穴が開く
- 水分が蒸発し乾燥
- 皮脂が過剰分泌
- 細菌や汚れ付着
- 毛穴が詰まる
- アクネ菌増殖
- 炎症
- ニキビ完成
正しくケアをしてニキビ生成までの連鎖を止めましょう。
デイリーケアで改善できるのは「4.細菌や汚れ付着」と「6.アクネ菌増殖」。防げるのは「7.炎症」です
つまり、洗顔・殺菌・抗炎症です。

ニキビには化学の力で解決する
【イソプロピルメチルフェノール】
洗顔剤に入っています。殺菌能力が高いためニキビが多い方にはオススメ。ただ、肌負担も高く、洗顔後は顔がバリバリに突っ張ります。洗顔後は高保湿の化粧液をしっかり使うようにしましょう。また、肌が弱い方は後述の「サリチル酸」の方がオススメできます。
【サリチル酸】
角質溶解・抗炎症・殺菌といったマルチな能力を持つ成分。ニキビに悩まれる方にはぜひ使っていただきたいです。殺菌能力はイソプロピルメチルフェノールの方が高いが、サリチル酸は肌に優しいので、ニキビの状態によって使い分けることがよいでしょう。
【グリチルリチン酸2K】
抗炎症成分です。グリチルリチン酸ジカリウムと呼びます。洗顔剤や他のコスメにも入っています。上記の殺菌成分とも相性が良いので、この成分が入っているものを選ぶとよいでしょう。

「化学物質」は悪か?
”化学物質”と聞くと悪いイメージを持たれる方も多いですが、水も酸素も化学物質の一種です。
また、オーガニックは「有機物」のこと。炭素が含まれる物質は全てオーガニックです。もちろん化学物質です。
オーガニックの逆は「ミネラル」です。お肌には大切な成分も多いですね。そしてミネラルも大抵が天然由来です。
植物由来のエキスも、当然ながら化学物質の一種とカテゴライズできます。
「化学物質」は悪いものではありません。そして「天然成分」「植物由来」「オーガニック」「ノンケミカル」など、これらの売り文句は混乱を招くだけで意味を成さない無価値な文言と言っても過言ではないでしょう。
化学成分の正しい知識と正しい使い方で、健やかに美しく、そして合理的に、お悩みを解決することがオーキッドの哲学です。
科学理論の大半が「後世の子どもたちのために」という純粋な想いから生まれています。後に天才と言われるような科学者たちが一生を掛けて纏め上げた科学理論を、私たちは正しく伝え、使ってもらいたいと思っています。