シミに対してコスメで出来ること

シミの原因となるメラニン色素は肌の奥深いところにあります。家庭用のコスメでは角質層(肌の最も浅い層)にしか届きません。そのため、シミを消すことは難しいことが現実です。コスメを使ったデイリーケアで出来ることは

  • メラニン生成の予防
  • ターンオーバーの促進

です。
「メラニン生成の予防」はUVケアが良いでしょう。「ターンオーバーの促進」は保湿ケアが効果的です。

性能と肌負担のトレードオフを考えて日焼け止めを選ぶ

【日焼け止めの選び方】

シミを予防するには「日焼け止め」です。日焼け止めの選び方は、

  • 散乱剤と吸収剤が両方入っていること
  • 散乱剤は酸化チタンがベスト。酸化鉄はベター。
  • 酸化亜鉛はなるべく避ける
  • SPFは30程度に抑える
  • PAは+が多い方が理想
  • 赤外線カットは不必要(物理的に無意味)

性能(SPFやPA)は高ければ高いほど肌負担が増える他、落としづらく残りやすいことが多いです。

上記の条件を満たす合理的な日焼け止めは本当に少なく、探すのに苦労しました。ぜひ見てみてください。

シミケアのためのコスメ

肌負担/性能のバランスが取れた日焼け止め、ターンオーバーを促す保湿ケアコスメを選びました。

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トラネキサム酸でシミは消えるか?

肌の奥深くにある基底膜に、シミのもとになるメラニン色素の生成するメラノサイトが存在します。トラネキサム酸はメラノサイト付近にまで届くと効果を発揮します。

メラノサイト付近にまでトラネキサム酸を届けるにはイオン導入をする必要があります。

家庭用のコスメを塗っただけではトラネキサム酸を基底膜にまで届けることができません。

そのため、日々のシミケアにおいて最も価値の高い方法が「日焼け止め」です。

光フェイシャル